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2003.6.15〜6.21


6月14日(土)晴れのち雨
 ブーのお腹の振幅は、回数は昨日と同じぐらい。お腹は息を吸う時はスゥーと普通に膨らむのに、息を吐くときはスッという感じで早くへこむ。今日は今年になって一番暑くて30度ぐらいになった。ブーは風呂場のタイルの上で横になって倒れていた。でも、目はぱっちりとあいたまま。「ブー」と呼んでみたけど全く反応なし。何度か呼ぶと、ハッと気が付いたようにこっちを見た。目をあいたまま寝ているのか、起きてるのに意識が遠のいているのか。よく考えたら最近眠っているところを見ていないな。
 薬を嫌がるので、啓太君は、薬を小さく砕いてあげなければいけなくなった。ブーがいつもいるトイレのマットのあたりには、ブーがこっそり吐き出した薬のかけらがたくさん転がっている。エサも自分からは食べようとはしない。でも、お腹はすいているらしい。横になったままのブーに、ブーが知っている言葉を聞かせてみる。「ごはん?」「おやつ?」「ネズミ?」「お手?」・・・すると、「おやつ?」と言った時だけ少し身を起こしてこっちをじっと見た。土佐の焼きかつおを持ってきてあげたら横になったまま少し食べた。よかったー欲しいものがわかって。ネコは、言葉を数個覚える事ができるので、ブーにも毎日言い聞かせていくつか覚えさせていた。もし、覚えさせてなかったらこうやって欲しいものをあげる事もできなかった。
 ブーは、啓太君からは薬攻撃、私からはエサと水攻撃を受けまくって、二人ともすっかり嫌われてしまった。今日もエサを無理やり口に入れたらブーは歯を食いしばって嫌がった。食後は頭や背中をなでても名前を呼んでも無視。ところが、今日はネズミのオモチャを目の前でヒラヒラさせたら、なんとゴロゴロがはじまった!

6月13日(金)雨とくもりと晴れ
 今日もブーはずっとトイレに閉じこもったまま。呼吸回数も1分間に36〜40回ぐらい。呼吸は時々早くなったり、深呼吸になったりする。ブーにエサを食べさせようと容器を持って近寄って行ったら、起き上がって奥のほうに逃げられた。無理やり口の中にエサをつっこまれるのは嫌いらしい。自分からは絶対食べないくせに、こぼしたエサは拾って食べる。その上、嫌がってもがぎつつゴロゴロいったりする時もある。ブーもハチに似て、いじめられるのが快感なんだろうか?
 夜になって二階の窓辺でブーは涼んでいたが、薬を無理やり飲まされて猛烈に抵抗。1階へ下りたがったので、抱いて下ろしてあげるとまたトイレにこもってしまった。オモチャのネズミをチラつかせても、おやつを見せても、またしらんぷりになってしまった。息もお腹が波打つように動いて苦しそう。太もものあたりが痩せすぎでへこんできてしまった。ちょっと前までは、おいしそうな足だね、なんて冗談を言うほどふっくらしていたのに。昨日、ちょっと良くなってきてるように見えたのは何なんだろう。また元気がなくなってしまった。

6月12日(木)雨
 今日はちょっと驚いてしまう事があった。なんとブーが、ネズミのオモチャで遊んだのだ!22日ぶり。遊んだと言っても、試しにネズミを投げたら1回だけ追いかけて行っただけなんだけど、このところ全くネズミに見向きもしなかったどころか、歩くのもままならない状態だったのに少し小走りで3mぐらいも追いかけた。それに、ハチとホシがおやつを食べていると、トイレにいたブーが「ニャー」と鳴くので、おやつのチキンジャーキーをもって行ってあげると、ゴロゴロいいながら1口食べた。その後、啓太君がまたハチとホシにおやつをあげていると、今度はブー自らトイレから出てきてまた食べるし、自分で水も飲むし、おしっこもするし、2階へ連れて行ってもらってゴロゴロいうし、今度は階段を下りたいと「ニャー、ニャー」鳴くし・・・。抱かれて階段を下りる間、ずっとゴロゴロいってご機嫌の様子。いいぞ、ブー!その調子で病気をやっつけろ!

6月11日(水)雨
 ホシがブーのお気に入りのネズミのオモチャで遊んでいる。自分で何度も投げて飛びついて興奮度はかなり高い。今までは、そのオモチャは、ブーが完全に独り占めしていて、ホシがオモチャに近付いただけでブーはうなり声をあげて怒っていた。ホシは最近ブーがネズミのオモチャで遊んでない事に気が付いたらしい。しかも、投げると犬みたいにくわえて持ってくる。その芸はブーだけしか出来ないと思ってたからはっきり言ってびっくり。ホシもやれば出来るんだ。
  ブーは今日久しぶりにおしっこをした。そして、ハチがエサをボリボリ食べていると、側に来て座って見ていた。でも、エサの臭いを嗅ぐだけで、食べようとはしない。ふやかしたドライフードを口の中に入れてあげると、5粒程食べた。夜になって、ブーは自力で階段をあがってきた。目が合うと「ニャー」と鳴いたけど、誰の手も借りずに最後まで上がって倒れこんでいた。まるでフルマラソンの選手が倒れこむのに似てるけど、ちょっと休んでまた立ち上がった。工藤ちゃんは、いつ亡くなってもおかしくないって言ってたけど、そんなに危険な状態でここまでいろいろできるもんだろうか?呼吸回数だって、1分間に36回で落ち着いている。

6月10日(火)くもり
 朝早く、ブーが寝転んでいると、ホシが寄ってきてブーの顔を舐めて、側に寝転んでいた。(写真/左ホシ、右ブー)普段はとりわけ仲がいいわけじゃないけど、子猫の時から寝る時はよく寄り添っていた。最近は、ブーがトイレに隠れてばかりいたからこんな姿を見るのは久しぶり。ホシもブーもどこからやって来たのか、野良猫の子供なのか、飼い猫の子供なのか、素性は全く知れない猫だけど、兄弟であるのは確か。最初は2匹とも片手の手の平ぐらいの大きさで、見分けがつかない程そっくりだった。ブーの方が大食いですぐ太ってきたので、仮の名前をブーにしたら、いつの間にか本名になってしまった。ホシはハチのお下がりの星柄の首輪をつけていたので、ホシと呼ばれるようになった。最初ホシは食が細くて離乳も1番遅かったのに、今じゃ体重も推定6キロのデブ猫ちゃんになってしまった。実は、ブーとホシには姉妹がいる。拾われた時、白いメス猫も一緒だった。その子猫は知人の中国人の男の子が引き取った。メス猫なのに「アキラ」という名前をつけられていたけど、今どうなってるかはわからない。きっと美人の猫になってるんじゃないかな・・・。デブじゃないといいけど。
 今日もブーの様子はあまり変わらない。酸素テントには1度も入れなかった。相変わらずトイレにこもったきり。呼吸回数は36回。少し減った。いい事か悪いことかはわからない。ハチとホシにおやつの土佐の焼きかつおをあげている時、試しに「ブー、おやつだよー」と声をかけてみた。やっぱり出てこなかった。土佐のかつおもなくなりかけた頃、ふとトイレの方をみると、あいたドアの隙間の奥、便器の陰からブーの顔が半分見えて、こっちをじーっと見つめてる!!急いで、残りの土佐の焼きかつおを持っていってあげると、少しだけ食べた。
 夜になって、ブーはいつの間にか2階に移動、そのうちいつの間にか窓辺に自力で登っていた。かつおを食べて少し元気になったのかな?
今日はほとんどゴロゴロいわなかった。

6月9日(月)くもり
 明け方ブーは、窓辺で仰向けになっていた。胸の辺りに、呼吸とは別の心臓の動きらしい振幅が見える。時々早くなったり、たまに休んだりしている。急に怖くなって、ブーを抱いて酸素テントに入れた。でも、ブーはいつもと変わらず、脱出しようと鳴いたり、隙間から前足を出したり、ケージの網を噛んだりした。安定しない心臓の動きは今に始まった事じゃないかもしれない。30分酸素を吸って、ケージのドアを開けると、よろよろとトイレに消えていった。
 ブーの体は、骨が浮き上がってゴツゴツしている。まさに骨と皮だけという感じ。その上、体が温かくない。それでも、涼しいところに行きたがるし、硬い床の上に寝転がってばかりいる。今日は、玄関の土間でも寝ていた。
 啓太君が、ホシとハチに夕飯をあげていると、よたよたとブーが近寄ってきて一緒に座っていたという。エサは一口も食べなかったけど、興味はあるらしい。久しぶりに水も飲んだ。その後、自力で2階まで来ると、さらに自力で窓辺に飛び乗った。薬もいつもよりすんなり飲む事ができた。もしかしたら奇跡が起きて病気が良くなってきたのかもしれない。エサを食べたらもっと元気になれるかと思って、寝る前にふやかしたドライフードを3〜4個ブーの口の中に入れてみた。そのあと、スポイトで水を飲ませたら、「ゲーッ」と吐きそうになった。やっぱりダメか。ふと見ると、ホシが側で寝転んでいた。ホシの脂肪を少しブーにわけてあげられるといいのに。最近のホシは本当に太ってきて、走るとドスドス足音がするし、なんか走ってる牛にそっくり。どこまで大きくなるつもりだろう・・・。

6月8日(日)晴れ
 ブーは、また少し弱ったような印象。息も苦しそう。呼吸回数は1分間に42回。薬を飲ませるのが更に大変になってきている。何度口に入れても、舌をペロペロさせて、薬をぺっと吐き出してしまう。飲み込むのがつらいらしい。何度も繰り返しているうちに薬はだんだん溶けて小さくなってそのうち吐き出さなくなる。薬のあと、酸素テントに30分ほど入れた。すると、なんだか口がモゴモゴしてる。よく見ると、さっき飲んだはずの薬をまた吐き出そうとしてる!すぐ吐くとまた口に入れられるから、しばらくたってから吐き出すなんて時間差攻撃か?はぁ〜・・・薬を飲めば息も少しは楽になるのに。飼い主の心、ペット知らず。今日もブーはトイレのマットの上に寝転んでいる。マットの位置を直してる時、白い塊を発見。薬だった。飲んだふりして、こっそり吐き出してたんだ。ブーのやつ。
 夕方、トイレにいたはずのブーがいつの間にか2階で寝転んでいた。自分で階段を上ってきたらしい。啓太君が窓をあけると、窓辺に上りたそうにじっと見つめている。啓太君に抱き上げられて窓辺に乗るとブーは横になって目をつぶってしまった。今日は、やさしく声をかけても、体中さすってあげてもゴロゴロいわない。つらいんだろうか?

2003.6.1〜6.7
2003.5.25〜5.31
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